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「小売」や「買い物客」へのマーケティングに特化した日本初の入門書

マーケティング環境の変化により、小売環境の競争激化が進む昨今「良い商品を作っただけではショッパーに届かない」状況が続いているといえ、メーカーの環境変化により「売る」ための投資が圧迫され、商店での「商品を並べる」「手に取ってもらう」難易度の上昇、そして消費者ニーズの多様化による従来のブランド戦略の形骸化などが、商品を「売る」難易度を直接的に上昇させているそうで、その状況を「トレードマーケティング」を実践することで打開できるかもしれないのだとか。

トレードマーケティング

一般的に「マーケティング」というと、消費者をメインターゲットとした「ブランドマーケティング」を思い浮かべる方が多いと思うのですが、この「トレードマーケティング」は、主に小売業や卸売業で仕入れを担当する「バイヤー」や、買い物客・購買者を指す「ショッパー」を対象にしたマーケティング活動とのことなのだそうで、著者・井本悠樹氏によれば、本書は「小売」や「買い物客」へのマーケティングに特化した、日本初の入門書になるのだとか。

P&Gジャパンやジョンソン・エンド・ジョンソンといった大手メーカーのトレードマーケターとして多くのブランドの商品開発や流通戦略策定に携わってきた著者は、トレードマーケティング実践のカギは、バイヤーが「売りたいか」「売れるのか」と思える無意識の判断軸(=小売インサイト)だといい、本書では、この小売インサイトを捉える体系的な売場攻略メソッドとリアルな実務スキルが惜しみなく開陳されています。

正しく「良い商品が店頭でお客様の手に届く」状況を作りあげるため、「売場」といかに向き合うかについて、体系的かつ網羅的にまとめられた本書は、メーカーや広告代理店の営業担当者やマーケティング担当者のほか、メーカーの「営業企画部」「流通戦略部」などに在籍している方にもおすすめ。