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食べログや価格.comはどう変わる? AI時代で「調べる疲れ」が減るかもしれない

最近、「調べるだけで疲れる」と感じることが増えた。

家電を買う時も、飲食店を探す時も、サブスクを比較する時も、情報が多すぎる。

レビューは大量にあって、比較記事も山ほどある。

でも結局、「で、私はどれを選べばいいの?」という状態になるわけで、だからこと最近は、Google検索より先にAIへ聞く人も増えている。

  • 一人暮らし向けの炊飯器は?
  • 東京駅近くで静かなカフェある?
  • コスパいいスマホ教えて

昔は“検索して調べる”だったものが、今は“聞いて整理してもらう”へ変わり始めている。

そんな空気の中で出てきたのが、価格.comや食べログを運営するカカクコム買収のニュース。

欧州ファンドによる買収で、カカクコムは非公開化される予定だという。

スウェーデンEQT

ニュースだけ見ると、企業買収の話に見えるのだが、本質は、「比較サイトがAI時代へどう対応するか」にある気がする。

これまでの比較サイトは、基本的に自分で比較する場所であり、「スペックを見る」「レビューを読む」「ランキングを比較する」など、情報を並べることが役割だった。

でもAI時代になると、人は「比較」そのものをAIへ任せ始め、条件を伝えると、AIが候補を整理し、レビューを要約する。

そして「あなたならこれ」と提案してくる。

こうなってくると比較サイト側も、ただ情報を置くだけでは厳しくなっていくのは必然。

今後は、

  • AIによる要約
  • 個人向け提案
  • 比較疲れの軽減
  • 意思決定サポート

みたいな方向へ進んでいかなければ、取り残されていくでしょう。

実際、価格.comを見る時も、昔より「全部比較したい」というより、「もうおすすめを絞ってほしい」に近くなっている人は多いのでは?

それというのも便利なはずなのに、情報量が増えすぎて逆に疲れるからだ。

だから今回のニュースは、単なる買収というより「情報を探す時代」から「AIに整理してもらう時代」への流れを感じさせる。

もちろん、すぐ全部が変わるわけではないし、食べログも価格.comも、明日から別サービスになるわけではない。

でも今後、レビューの読み方や、検索の仕方、比較の感覚は少しずつ変わっていくのかもしれない。

昔は、“検索が上手い人”が得をした。

これからは、“AIをうまく使って疲れを減らせる人”の方がラクになる。

そんな変化が始まっている感じはある。

バーガーキング流 逆襲のマーケティング

ゴールドマン・サックスがバーガーキングの日本事業を運営するビーケージャパンホールディングスの全株式を約800億円で買収、日本のバーガーキングの企業価値は何十倍にも膨れ上がりました。

バーガーキング流 逆襲のマーケティング

  • 発売 ‏: 2026年3月6日
  • 価格:2,200円(税込み)
  • 頁数:328P
  • 出版:日経BP

本書は、そんな絶好調の日本のバーガーキングを大きく育てたビーケージャパンホールディングス代表取締役社長の初著書で、賛否両論で話題をつくる、バーガーキング流の「マーケティングの極意」が詰まった一冊に仕上がっています。

2025年11月、バーガーキングの日本事業を運営するビーケージャパンホールディングスの全株式を、アメリカ金融大手であるゴールドマン・サックスに売却することが判明し、話題となりましたね。

買収額は700億円規模とも言われていたのですが、実際は約800億円という破格の値が付いて驚きが上がっていました。

最初から経営が順調だったわけではなく、1993年の日本初出店から25年以上赤字が続き、バーガーキングは「外資系の失敗ブランド」の烙印を押されていたのですが、そんな逆境を乗り越え、日本のバーガーキングを大きく育てた立役者が、本書の著者である野村一裕氏。

野村氏がマーケティングディレクターとして入社した2019年5月から、意識してきたのは次の「BKマーケティング5カ条」です。

  1. お金がないなら知恵を出せ
  2. 顧客に聞け
  3. いじられてナンボ
  4. 膨らませろ、大きく見せろ
  5. 戦略は論理でつなげろ

バーガー市場は、巨人であるマクドナルドが1強であるうえ、バーガーキングには販促にかける潤沢な資金がない中、「お金はないが知恵はある」、この思いを胸に、インターネット上で賛否両論を巻き起こす「秋葉原 縦読みポスター」や「下北沢店作ってくれや!」「バーガーキングを増やそう」といった作戦を話題化し、次々にヒットさせてきました。

バーガーキングの施策はなぜ人々の心を掴むのでしょう?

本書では、こうしたヒット施策の裏側を、野村氏自身が明かしていて、バーガーキングファンのみならず、すべてのビジネスパーソンに参考にしていただける一冊となっています。

xtrend.nikkei.com

巨大ブランドの危機:ナイキの戦略展望

ナイキのブランド力低下や「ださい」という空気感について語るとき、まず押さえるべきは、これは流行そのものの波に強く左右される“ブランド認知の揺らぎ”だという点です。

ナイキ

ナイキ自体のプロダクト品質や技術力が落ちたわけではなく、消費者側の価値観の変化が前面に出てきており、特にZ世代や若年層は、メガブランドに対して「定番すぎる」「人と被る」という反応を示しやすく、個性を演出できる小規模ブランドや新興ストリートブランドに魅力を感じる傾向があります。

その結果、ナイキのような巨大ブランドは、これまでのような「特別感」というイメージから「当たり前感」が強まってしまい、ファッションにおいては魅力が希薄に映るタイミングが生まれやすくなります。

とくにナイキの場合は、スニーカーブームが一巡したことも大きい要因として挙げられ、数年前までのスニーカー投資・転売文化が落ち着き、希少モデルへの熱狂が下火になると、「ナイキ=トレンドの最先端」というイメージの賞味期限も切れてしまし、最近ではニューバランスやサロモン、オンのような「ヘルシー系・実用志向」のブランドが台頭し、変化を好む層の関心がそちらへ移ったのも、ナイキの相対的イメージを押し下げている背景とも言えます。

まぁ、ニューバランスの場合は大谷選手の影響力も大きいので、今後ナイキのような流れとならないように、しっかりとブランディングを見据えていきたいところですね。

とはいえ、これはあくまでサイクルの一部にすぎず、ナイキは常にスポーツテックやマーケティングで強烈な存在感を生み続けてきた企業であり、ダサい・時代遅れという評価が固定化されているわけではないと思います。

ブランドは潮目が変われば必ず再浮上しますし、巨大ブランドだからこそ、文化のムーブメントを読み取り、次の波をつくる力を持っているはずですから、復権してくるはず。

現在の風向きは、トレンドの反動と多様化の結果として起きている一時的な現象だと考えるのが自然であり、ファッション市場は常に循環し、どれほど普遍的なブランドでも安泰したブランド力を保つことは難しく、揺れる時期は避けられません。

ナイキがその状況をどう反転させるかは、これからの市場の面白い観察ポイントになっていきます。